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五十肩の原因と対処法について

鍼灸整体院Good Fortune 院長の原田です!

今回のコラムテーマは「五十肩」についてです。

一般的にも有名な疾患ですが、その病態は複雑で中々治りづらい疾患です。

この記事を読んでいただき、最適な対応の仕方をご理解いただきたいと思っています。

また、当院は五十肩の施術も得意としております。もし五十肩でお悩みでしたらぜひ一度ご相談ください。

それでは本編に参ります。

 

はじめに

 

五十肩は、50歳前後の人々に多く見られる肩の疾患で、日常生活に大きな影響を与えることがあります。この疾患について正しい理解を深めることは非常に重要です。この記事では、五十肩の基本的な情報、原因、症状、施術について詳しく解説します。

 

五十肩とは

 

五十肩の定義

 

五十肩(正式には肩関節周囲炎と言います)とは、肩関節の滑膜や腱、筋肉、靭帯などが炎症を起こし、痛みや可動域の制限を引き起こす状態です。特に50歳以上の人々に多くみられ、日常生活において様々な動作が難しくなることがあります。この病態は、発症当初は不適切な姿勢や使いすぎに起因する場合が多いですが、年齢と共にリスクが高まります。

 

一般的な呼び名

 

五十肩は一般的に「五十肩」という名称で知られていますが、正式な名称は肩関節周囲炎や凍結肩と言います。

これらの呼称は、症状や病態の違いによって使い分けられることがあります。例えば、凍結肩は痛みとともに肩の動きが著しく制限される状態を指します。

 

五十肩の原因

 

加齢による影響

 

五十肩の主な原因の一つは加齢によるものです。加齢とともに、肩関節周囲の組織が次第に劣化し、弾力性が失われるため、炎症や痛みが生じやすくなります。また、血流の低下も関係しており、肩に必要な栄養が届きにくくなることが影響を与えると考えられています。

 

不適切な姿勢

 

長時間同じ姿勢を維持することも五十肩の原因になります。特にデスクワークやスマートフォンを使う時間が多い現代社会において、猫背や肩をすくめる姿勢が定着しやすくなっています。これにより、肩にかかる負担が増大し、筋肉の緊張や血流の障害が引き起こされ、五十肩を引き起こす要因となります。

 

五十肩の症状

 

痛みの種類

 

五十肩の主な症状として、肩の痛みが挙げられます。この痛みは、運動時に感じるものと安静時に感じるものとに分かれます。運動時の痛みは、肩を動かすときに痛みが増すのが特徴です。一方、安静時の痛みは、夜間に特に強く感じることが多く、寝返りを打つことさえ困難になることがあります。このため、睡眠不足やストレスの要因にもなります。

 

可動域の制限

 

五十肩になると、腕を上げたり、後ろに回したりすることが難しくなります。特に、腕を水平に上げる動作や、物を持ち上げようとしたときに強い痛みが生じることがあります。可動域の制限は日常生活に大きな影響を及ぼし、衣服の着脱やスポーツ、趣味においても支障をきたすことが多くなります。

 

五十肩に最適な施術について

 

鍼灸の効果

 

五十肩において、鍼灸は非常に効果的な治療法の一つとして知られています。鍼灸は、身体の気の流れを整え、痛みを和らげる効果があるとされています。鍼の刺激によって血流が改善されるため、炎症の軽減や筋肉の緊張をほぐす効果が期待できます。また、鍼灸は副作用が少ないため、高齢者や薬が合わない方にも適した治療法とされます。

 

 

 

 

温熱療法

 

五十肩の痛みを緩和するために、温熱療法も非常に効果的です。特に、温かいタオルやホットパックを使用することで、肩周りの血流を促進し、筋肉をリラックスさせることができます。就寝前に行うと、より効果的です。温熱療法は、痛みの感じ方や状態によって調整が可能なため、個々の症状に合わせて取り入れることができます。

 

まとめ

 

五十肩は多くの人々に悩まされる疾患ですが、正しい知識とケアを行うことで症状を軽減することができます。加齢や不適切な姿勢が原因となることが多いため、日常生活から意識して姿勢を改善し、適度な運動を心掛けることが重要です。また、鍼灸施術やセルフケアを取り入れることで、回復を早めることも可能です。

あくまでも個人的な経験則にはなりますが、週1回通っていただいて痛みの改善には約3ヶ月、可動域の改善は約6ヶ月ほど期間がかかります。

早く改善させるためには患者様ご自身の努力も必要不可欠です。日常生活で気をつけることやセルフケアも当院では指導を行いながら一緒に治していきます。そして五十肩は繰り返し痛くなる疾患です。放っておいて治るものでもありませんので、五十肩でお悩みであればぜひ一度当院にご相談ください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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